ゴーストタッチCOVID-19

Year: 2023-2025

Medium: Installation/アクリル板にアクリル絵具等

Description:コロナ渦で不要となったアクリル板へのペインティング作品。光と反射によるイリュージョン性の模索。

Process Log

Statement

アクリル板と絵具による透過と反射が繰り返されることで、視覚が揺らぎ、
光の作用によって作品の見え方が変化する。
そうした視覚現象を研究している。
人の知覚は曖昧で、環境によって容易に錯覚を起こし、モノの見え方が変化する。
それは足元が揺らぐような不安と同時に、高揚感を伴う体験でもある。
「見ることとは何か?」――現代社会では、私たちの視覚はモニターによって平滑化され、実体感を失いつつある。私はそのズレを可視化し、身体と空間の再接続を図っている。アクリル板という新たな素材を通して、ペインティングの平面性を空間へと拡張した。

主題となっているゴーストタッチは、コロナ渦の当時、このアクリル板を挟んで、触れたくても触れられないという関係性と、アクリル板の裏からペイントするこのシリーズの特徴を伝えている。

■Process

2023:制作初期

  • ヤスリや先のとがったものでアクリルを削り、傷に色を入れる方法で制作。
  • 不透明絵具を使用し、平面性が強い作品。

2024:コロナ渦で使っていたアクリル板を大量入手。表現の模索を始めた。

  • アクリル板の透明性を生かした制作を模索。半立体的作品へと変化。
  • アクリル板に描いた絵具の影に注目
  • ドローイングとペインティングの融合を試みる。

2025:光と影、反射。インスタレーションへの進化。

  • アクリル絵具に顔料を混ぜるなどマチエール性を高める。
  • バックライトでの表現模索

Works